自然素材が心地よい無垢の家
- 2013-03-08
- 自然派住宅
古民家風にした外観は
シンプルですが深い軒に腰の鎧羽目や天秤梁など
細部にまでこだわっています。
日本家屋伝統の深い軒は、建物を雨風から守り
夏の強い日差しを遮って室温の上昇を防ぎ
太陽の低い冬はやわらかな日差しと熱を室内に取り入れてくれ
自然と共に豊かに暮らすことの大切さを実感させてくれます。
玄関を入るとふんだんに使った桧の香りが迎えてくれます。
暗くなりがちな玄関ですが白木と白い塗壁で明るくなりました。
下駄箱も手造り、世界に一つの下駄箱です。
廊下からはスリッパ入れも設けました。
ポストを外壁に埋め込むことで
郵便物を外に出なくても下駄箱の上から取ることができます。
玄関ホール横の土間収納も重宝してくれそうです。
リビングの壁にも塗壁を採用。
この塗壁材は火山噴出物シラスを主原料とした自然素材で
調湿・消臭・空気清浄等、高い健康機能があります。
さらに無垢の床板と天井板が、より一層の快適空間をもたらしてくれます。
LDKに埋め込みで設けた手造り家具。
真ん中に電子レンジ、下にゴミ箱が3個入るようになります。
和室は廊下とリビングから入ることができ2本の建具を引き込むことで
リビングと一体に使うことができます。
洗面所の収納家具は手造りオーダーメイドです。
引出式のワイヤーバスケットが通気性もあり重宝してくれそうです。
洗面所にもタモの一枚板カウンターや埋め込み棚等
意匠性と使いやすさを考えた造りになっています。
0.75坪のトイレにも無垢材をたくさん使いゆったり落ち着いた空間になりました。
便器はパナソニックのアラウーノ。
節電・節水機能はもちろん、洗剤を入れることで、流すたびに便器をきれいにしてくれたり
便座と便器の隙間がなく掃除が楽にできたりと非常に使いやすいトイレです。
こちらは書斎
天井を貼らず小屋組みを見せることで
狭い部屋でも解放感がもてるようになり、無垢材や塗り壁、吹き抜ける風で
自然をたくさん感じられる空間となりました。
書斎の棚も壁に埋め込みました。
2階の子供部屋や寝室にも無垢の床板や梁、
調湿効果のある珪藻土クロスを使い快適性を考えています。
豊富な収納量のウォークインクロゼット。
湿っけがちな収納部屋は全て無垢の内装材にすることで湿気を抑えてくれます。
柱置き石や靴脱ぎ石も自然な形そのままの石を使いました。
軒先をよりスッキリ見せるため雨樋を付けていないので
雨落ちに小石をひいて雨水を地下浸透により処理します。
ここでも自然素材を活用しています。
こちらは作業場での加工風景。
造作材には新建材ばかりでなくこのような手加工による無垢材が多用されているので
仕上がりに手造り感がでています。
最後に建前風景。
いつもの仲間たちと息を合わせて棟を納めているところです(^^)v
構造材は全て手刻みによる加工です。